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MESAGEメッセージ

建築士に聞く中古住宅購入時の注意

ここではまず、中古住宅購入時の注意点を、建築の専門家
である建築士に聞いてみたいと思います。野田さんの事務所
では、伊豆半島の広域で建築に関するお仕事をしてると思いますが。

はい。野田建築設計事務所は、父が始めたもので、私で2代目です。事務所は河津町ですが、エリアは広く伊豆半島全域の新築・中古リフォームの建築設計に関わっています。住宅はもちろんですが、商業施設や公共施設の設計も行っています。

そんな野田さんに、中古住宅の見方を教えていただきたいと思います。
まず、誰でも簡単に調べることが出来ることはありますか?

はい。建物の耐震性という面では、昭和56年6月1日という日にちが重要になります。建築基準法では昭和56年6月1日から新耐震基準となり耐震性能が向上しています。そのため、確認申請が昭和56年6月1日以降かを確認してください。

なるほど。それでは、それより古い住宅は問題ですか?

確かに、旧耐震基準の建物の場合は、それ以降のものより耐震性能が劣ります。その場合、耐震診断を行い、耐震補強工事をすることで安心して住むことができます。

その他にポイントはありますか?

はい。建築当時の確認申請書等(設計図)が保管されているか確認して下さい。 これがあると、建築当時から増築やリフォームの経過が判断でき、 耐震性能の検討やリフォームの計画がスムーズに進行できます。

確認申請書ですね。リフォームの際に注意することはありますか?

まず、既存建物に増築を検討している場合、建築基準法の関係上、理想的な増築ができない場合がありますのでご注意ください。面積の制限や構造上別棟にしなければならないことがあります。

なるほど。なんでもかんでも増築出来てしまう訳ではないのですね。

また、建物のリフォームを行う場合、目につくところに優先的に予算をかける方が多いのですが、配管や設備機器などが劣化している可能性が高いので新しい配管、機器等に交換した方が安全かつ衛星的です。生活が始まってからライフラインの工事はかなり不便です。またランニングコストの削減にも効果的です。

設備関係はどれくらいで交換が必要ですか?

モノや使用状況にもよりますが、設備関係の耐用年数は20年程度です。

伊豆には海の見える景色の良い建物も多くありますが、
そのような建物の注意点はありますか?

確かに海が見える建物は魅力的ですね。ただ、海の見える建物は、沿岸部だったり、傾斜地だったりします。外観はきれいな状態でも、構造上重要な内部の骨組みが劣化している場合がありますので、床下や天井裏もよく調査して下さい。 また、対象の建物を見るだけでなく、周りの建物の劣化状態などもよく観察して、気候風土なども把握したほうが良いでしょう。

最後に、伊豆不動産こむ利用される方にメッセージをお願いします。

良い不動産を見分けるには、たくさんの知識や経験が必要です。わからない時には専門家に相談すると未然にトラブルを防ぐことができます。

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